ご近所散策 ~2011年夏編~

あっという間に8月が終わる。

 

来月のカメラ講座で、「夏」をテーマになにか一枚でも見せなきゃ。

 

ということで、久しぶりにご近所散策でもと歩き出した。

 

いきなりビツクリ☆

 

母校の小学校が、太陽光発電を使い始めてたw

 

 

昔の通学路の5分ほど登った先、広くて長くて急な坂道にたどり着いた。

 

昔むか~しは、真ん中に細い手すりがあるだけの、ただのだだっ広い坂道。

 

いまは、車用と人間用を真ん中で分けて、車が通れるようにしてる。

 

何枚か撮っているうちに、ハタと気づいた。

 

下から、鬼の形相で宅配便のお兄ちゃんが三輪車を漕いで上がってくる!?

 

うっそ~ 

いや、ほんとだ。緑色の荷台をジグザグさせながら。。。

 

あっという間に私がいる坂道のてっぺんに来た。

 

 

思わず「お疲れ様!」と声をかけたが、

宅配便のお兄ちゃんは止まると動けなくなってしまうと思ったのか、そのまま走り去った。

 

お兄ちゃんを見送りながら振り返ったら、私の後ろ、坂道の続きを高校生が何やら話し込みながら上っていった。

 

いまも、この長くて広くて急な坂道を通う子たちがいるんだよね。

 

この坂道を下っていくのは、何年ぶりだろう。

 

中央分離帯には、ささやかな緑が植えてある。

こんな小洒落た坂道になってたとは。

 

途中には、昔はなかった眼鏡屋や床屋もある。

 

雪の日にはスキーのように滑って降りたと言った同級生を思い出した。

 

それにしても、新日鉄の引き込み線は、こんな白っぽい水色だったっけ?

 

坂道の向こうに拡がる風景は、いまも夜のほうが綺麗だが。

手すりも、妙に小洒落た変身ぶり。

 

そんな広い坂を下りきったところに、小さな公園がある。

 

ただの野ッ原のような公園だったはずが、遊具がちらほら。

 

蒸し暑いからか、誰も遊んでなかった。

 

広い坂道から車道を道なりに下りていくと、同級生の家がある。

 

と、見覚えのある風景に、赤い輪っかが乗っかってた。

 

こんな風景になったんだぁ。

 

この辺りも代替わりしたのか、リフォームではなく、ちらほら駐車場に変わっていた。

 

でも、ピーカンの下、木陰でおばあちゃんたちが世間話に忙しそうだ。

 

そこんとこは変わらないね。

あちこちの変貌に軽いショックを受けながら、幹線へ出た。

 

ちょうどスペースワールドのジェットコースターが、ゴトゴト上ってた。

 

くるくるくるくる・・・私もドキドキw

 

5秒後に、「きゃぁぁぁぁぁ・・・」

 

やっぱり、遊園地は人が多いほうがいい。

 

そんな遊園地は放っておけとばかりに、今日も皿倉山は美しかった。

 

私は、セザンヌが愛したサント=ヴィクトワール山よりも皿倉山のほうが美しいと思う。

 

さまざまな緑が、春も夏も秋も冬も目を楽しませてくれる。

 

今日は特に、明るい残暑に稜線が映えていた。